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はじめに

 このたび「江戸しぐさ」絵物語が世に出ることになりました。  志ある新潟市民、清水義晴氏、柴田光栄さんらの思いが結実し、若者達へのアプローチとして、まことにタイムリーな企画で、「江戸しぐさ」がより多くの人へと伝承されることを期待させるものです。

 私は懇切丁寧、しかも品のある絵柄が気に入りました。

マンガ版 「江戸しぐさ」入門

 東京のある下町の中学生たちが、江戸しぐさのいろいろなしぐさ名を覚えて"いいあいっこ"しているという話や、学校で習った小学生が、「僕、今日こぶし腰浮かせしたよ。」と母親に報告したという話も聞きました。

 東京や大阪の小学校や中学校の道徳の副読本にもなっているのです。

 日本語の美しい言葉が消えつつある現状でもありますし、願わくば、大人に比べて感性豊かな子どもや若い人たちこそ、日本の文化「江戸しぐさ」を体で覚えて欲しいものです。

江戸しぐさかたりべの会 主宰 越川禮子

目 次

第一章 江戸の人間観
人みな仏の化身
江戸しぐさとお心肥---10
亀の甲より年の功---12
江戸の養育方針---14
初対面のルール「三脱の教え」---16
新人を歓迎する---18
人みな仏の化身---20
芝三光ものがたり
名前に秘められた思い---22
第五章 江戸のマナー
往来しぐさ
こぶし腰浮かせ---66
とおせんぼしぐさ・仁王立ちしぐさ・横切りしぐさ---68
傘かしげ・肩引き・蟹歩き---70
七三歩き---72
銭湯付き合い---74
無悲鳴のしぐさ---76
芝三光ものがたり
「江戸講」講師の最期---78
第二章 江戸の世界観
融合しぐさ
もったい大事しぐさ---24
意気合いしぐさ---26
自分の領分を知る「結果わきまえ」---28
「戦はするな」平和こそが江戸しぐさの真髄-
--30
草主人従---32
「尊異論」で異なる意見を尊重する---34
芝三光ものがたり
ベールに包まれた横顔---36
第六章 江戸のタブー
してはいけないしぐさ
「へりくだりしぐさ」と「威張るしぐさ」---80
喧嘩しぐさ---82
時泥棒をしない---84
「水かけ言葉」「戸閉め言葉」「手斧言葉」は使わない---86
稚児しぐさは大人の資格なし---88
「腕組みしぐさ」「足組みしぐさ」は衰運のしるし---90
芝三光ものがたり
生年月日のミステリー---92
第三章 江戸の心
思いやりのしぐさ
「詫びる心」と「うかつあやまり」---38
おかげさま---40
「御免なさい」と「澄みません」---42
呑気しぐさ---44
「さしのべしぐさ」と「お互いさま」---46
有り難うしぐさ---48
芝三光ものがたり
戦後「江戸しぐさ」の再生---50
第七章 江戸の女性観
女しぐさ
女しぐさ男しぐさ---94
江戸美人の条件---96
あっちっちしぐさ---98
おすそ分けすべからず---100
イキイキと生きていた女性たち---102
江戸しぐさと陽明学
陽明学に学んだ商人・二見直養---104
第四章 江戸のいき
いきなしぐさ
いい笑顔はすべてに優る---52
いきなはからい---54
明るく「お早う」---56
すべてお客様のつもりで丁寧に---58
「駕籠止めしぐさ」と「あとひきしぐさ」---60
明るく挨拶「束の間つきあい」---62
芝三光ものがたり
なりふりかまわぬ伝承活動---64
第八章 江戸の仕事観
おつとめしぐさ
己の道に徹する尊い「おつとめしぐさ」---106
ロクを養い、ロクを利かす---108
見越しのしぐさ---110
真贋分別の目---112
「働く」とは人のために動くこと---114
念いれしぐさ---116
江戸しぐさと今しぐさ
日本人の一日、今昔---118
江戸しぐさ活用法
柴田光榮---119
江戸しぐさを知ったあとで
アンケート結果---123

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新潟江戸しぐさ研究会